地震による津波、内水氾濫による浸水


床上浸水のリスク

ハザードマップによると、パークシティでは管理センター及び各棟の1階の一部の住戸で「津波」により30cm以上1m未満の浸水(黄色)が、また「内水氾濫」※で20cm以上50cm未満、ごく一部で50cm以上1m未満の浸水が想定されている。

(以前の津波ハザードマップではほとんど浸水しなかった。また内水氾濫ハザードマップが作成されたのも最近。このため、これまでパークシティでは浸水は想定されていなかった。)

 

※内水氾濫(下水道からの氾濫)では、トイレ、浴室の排水溝からの逆流もありうる。当パークシティでは汚水と雨水を分離して流す分流式ではなく、合流式なので、氾濫時に汚水による2次被害が生じる(要確認)

 

〇管理センター

・管理センターは停電時にも非常電源で一斉放送が可能など情報センターとして重要。しかし、管理センターの1階は地上と同じ高さで確実に浸水する。通常2人の所員で迅速に浸水防止対策を行うには、止水板が有効か? ただし内水氾濫(下水道からの逆流)ではトイレ、浴室の排水溝からの逆流もありうるので、止水板だけでは浸水を防げない。

 浸水した場合、浸水が十数センチでも床上のコンセントが浸水して漏電によって停電する。監視盤、放送盤等の電源は配電盤から直接配線しているものの、監視盤、放送盤等の下部が浸水すればこれらは使用できなくなる。

 

・止水板等で浸水を防いだとしても、一部の電線が地下を通っているので、監視盤、放送盤等が大丈夫か要調査。

 

非常用発電機、ポンプ室、各棟の主幹盤室への浸水によるリスク?

 

〇住戸

・1階住戸の床の高さは1m弱なので、浸水するか微妙。もし浸水するにしても流入を防ごうと思えば防げそうだ。流入箇所は玄関扉と南北のベランダのサッシ戸。玄関扉までには階段入口に外側と内側の2つの扉がある。ベランダ側の浸水防止の方が大変そう。 


金沢区の防災スピ-カー(津波警報伝達システム)

 

毎月第2月曜日(当日が祝祭日の場合は、翌日に実施)の午前10時頃から試験放送が行われている。

当パークシティの周辺では、八景小学校、金沢小学校、柳町コミュニティハウスに設置されている。

いずれも当パークシティでは聞こえにくいと思われるので、各住戸でラジオ等で津波情報を聞く必要がある。


浸水防止対策

浸水を止める方法は、浸水防止措置をしてから避難するか、浸水防止措置して住戸に留まるかで浸水防止方法が変わってくる。

 

〇止水板や止水シートは扉、サッシの外側に設置し、水圧で水密にする方式。ベランダ側はこれでいいが、玄関扉だと設置後に中から外に出られない。

 

〇吸水性土のう(Amazon)なら内側から設置可能だが、吸水作業が大変そう。段ボール箱+水を入れたポリ袋、給水タンク+ブルーシートでも応急措置可能だが、地震発生直後に断水すると使えないし、台所等で給水して玄関まで運ぶのに時間が掛かりそうだ。

 

・階段入口の外側と内側の扉が閉まっていると、玄関扉からの浸水がどの程度になるか?

・南北のベランダのサッシに防犯フィルムを貼ってる場合の浸水防止効果は?

 

いずれにしても、津波は地震発生から30分前後で襲来する場合がある【災害リスク】。浸水防止措置が間に合わなければ階段の上方に避難できる方式を選ぶべきだろう。