停電の原因
大きな地震が発生すると
・地域が停電:架線の断線による場合と、発電所の運転停止により需給バランスが壊れるからという2つの原因がある。2~3日で治る場合が多い。
出典:地震で停電が発生する理由や期間は?停電対策も徹底解説!(リノベステーション)
・各棟の共用部で停電:津波や内水浸水で20cm以上の浸水があると、ピロティの外壁・階段入口のコンセントが浸水し、各棟に一か所、1階の漏電ブレーカーが落ちる。(管理センターの外壁に自販機への給電のための接続箱がある)。浸水した箇所が乾燥し、短絡により溶けた端子を好感したら復旧する。津波浸水の場合は塩水で腐食の原因になるので、いずれ広範囲に交換。
・各住戸内の停電:家具の激しい移動などで配線が損傷し、住戸内ブレーカーが落ちる。いったんすべてのプラグを抜き、原因を除去してからブレーカーを上げる。
停電すると使えなくなる防災設備
・火災探知機・ガス漏れ検知器
・給水ポンプ/消防ポンプ
・インタフォーン(一斉放送は非常電源で使用可)
・エレベーター
ポンプ室
床面が地面より19cm上。床面から28cmの土台の上に給水ポンプと消防ポンプが設置されている。制御盤の土台は17cmなので、36cmを超える津波浸水だと制御盤がアウト。ポンプ室内のコンセントが床上21cmなので。40cmを超える津波浸水でコンセントが浸水。
1:ポンプ室内全景(消防ポンプ及び給水ポンプ)
2:給水栓
3:給水栓の取り付け場所
4:ポンプ室内制御盤
5:地面からの高さの計測値
各棟にある主幹盤室
数十cmの津波浸水だと配電盤は大丈夫。インターネット回線がアウト。
1:内部
2:インターネット回線
各棟にある変電設備(東電管轄)
地上から変遷設備室の入口まで25cm。床より60cm上方に接点が露出している箇所がある。変圧器自体は野外に設置されているものと同じ。
各棟の各階段入口
・コンセントは地上から28cm
・1階倉庫の分電盤の高さは地上から68cm
・1階住戸の床下の高さは110cm。一方、津波ハザードマップではパークシティ内の浸水深さは30cm以上と30cm未満が混在していることから考えると、30cmを大きく超えて1mに届くことは考えにくい。津波ハザードマップを前提にすれば、1階住戸の床上浸水はまず起こらないと考えられる。
・自転車置き場のコンセントは地面から17cm。
・ピロティーのコンセントは地上から25cm。
管理センター
外壁の自動販売機に給電する接続箱?